海外のアニメーションCM特集
- #Case study
日本のCMとの違いにも着目して見てください。
①コカコーラ(アメリカ/飲料)
タイトル:
The Wearable Movie
内容:
プロセスそのものが作品になる、ウェアラブルアニメーション。
このアニメーションのコンセプトは「笑顔を着る」
ウェアラブルムービーです。
世界中のファンの元に、アニメの1カットになるTシャツを
発送し、着用してもらった画像を返信してもらい、
一つにつないでアニメにするというものです。
バストアップのカットで、世界中の人々の表情も
見れたら尚よかったのではないでしょうか。
②Vans(アメリカ/シューズ)
タイトル:
The Story of Vans
内容:
Vansスニーカーの50年の歩みを駆け足で振り返るアニメCM

商品を大きく中央に据えて、それを取り囲むようにアニメーションが展開されていく演出にセンスと遊び心を感じさせる。また、カラーの商品とモノクロのシンプルな世界観でまとめられたイラストのコントラストも美しい。
③フォルクスワーゲン(ドイツ/自動車)
タイトル:The Last Mile
内容:
約70年間の歴史に幕を下ろすVWビートルを笑顔で送り出すプロモーション。
人生に寄り添ってきた1台の車が、最後に一匹のカブトムシとなって大空に旅立つという情緒的な演出は、アニメーションにしかできない表現。
実写化では伝わらないアニメーションならではの魅力を再認識させられる映像プロモーション。
まとめ
アニメーションを単に「実写の代替」として使うのではなく、アニメーションであるべき理由がそこにちゃんとあることが重要だと思います。
アニメは、あくまで「手段の一つ」であり、目的ではない・・・。
というのが「プロモーション」におけるアニメの正しい捉え方ではないでしょうか。
具体的な演出手法の一つとしておすすめしたいのが、CMの対象物そのものを使ったアニメーションにチャレンジすることです。