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YouTube 「バンパー広告」篇

  • #Case study

YouTube広告の一つであるバンパー広告は、動画本編再生中に表示される6秒以下の広告で、広告視聴完了までスキップすることができないのが特徴です。YouTube視聴者は見たい動画コンテンツがあるにもかかわらず、半強制的にバンパー広告を見せられるのです。まさに渋谷で道歩く女性に話しかけるキャッチ男性のような広告なのです。「うざっ!なにコイツ!?」
極端な例えをしましたが、「広告を好きこのんで見る人は少ない」という前提に立ち帰り今回の事例を見ていきましょう。

①Audi(車メーカー)

タイトル:
Super Car に知性を。

内容:
Intelligent Super Car。それは、Audiからの新しい提案です。

 

 
シンプル is ベストとはこのことです。
この動画のカッコ良さはどこにあるのかと問われれば、「シンプル」に尽きるかと思います。車の性能としての速さ×バンパー広告ならではの速さを掛け合わせた上手い広告です。不快感も消し去る爽快感です。

②福島県(地域活性)

タイトル:
もっと 知って ふくしま。

内容:
福島県のピーアール

 

 
特徴的なリズムにのせて訴求内容を端的に伝えているcmです。
まさに俳句のような奥ゆかしさのある言葉のチョイスに心惹かれます。
アニメーションのタッチも「ゆるさ」と相まって自然に不快感がありません。

③毒掃丸(どくそうがん)(便秘薬)

タイトル:
出そうな気がする6秒動画

内容:
商品訴求

 

 
この広告もバンパー広告の短さを生かしたCMになっています。
低予算で作られたかのような映像と絶妙なキャッチコピーが相まって、「妙な軽さ」や「心地よさ」が感じられます。

まとめ

3つの広告を見てきましたがどれもバンパー広告の強みを生かしたCMでした。
広告自体に抱く世間のイメージを想像しながら、ターゲット目線でクリエイティブすることはとても重要です。企業側の伝えたい内容だけを表現してもターゲットには届きません。
また、数あるデジタル媒体の中で何をチョイスするのか?
訴求する商品自体との相性や、ターゲットの利用頻度など様々な角度からの検証が必要になると感じました。

Planner / Marketer

TAKEI Shota

武井 祥太

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