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宅配サービス向けプロモーション

  • #Case study

コロナ禍において急成長したビジネスといえば"テイクアウト&宅配"です。

今回は「宅配」を切り口にしてきた過去のプロモーションを振り返ることによって、
今後の企画づくりのヒントを抽出していきたいと思います。

①アルカトラズ(スペイン/TVドラマ)

タイトル:
囚人による刑務所ごはん宅配サービス

内容:
本物の囚人が臭い飯をデリバリーする期間限定フードサービス

 

 


アルカトラズ刑務所を舞台としたアメリカのドラマ「アルカトラズ」の放送開始をPRするプロモーション。

 


リアル囚人が警察官に連れ添われ、
刑務所めしを宅配サービス実施。話題作りに成功した。

 

②PIZZA HUT(香港/ピザ)

タイトル:
Block buster Box

内容:
みんなでピザを食べながらオリジナル動画コンテンツが楽しめるプロモーション

 

 


宅配ピザボックスに特性のレンズを取り付けることでプロジェクターをつくり、スマホの動画を壁面に拡大して公開。

 


家族や友人と共にみんなでピザを囲んで食事をし「ピザハットが制作したオリジナルムービー」を能動的に鑑賞してもらうことに成功した。

 

③Wokker(ロシア/中華料理店)

タイトル:
Drone-vertising

内容:
モスクワの宅配専門店が仕掛ける高層ビルで働くビジネスマンに向けたプロモーション

 

 


高層ビル内の企業で働くビジネスマンは、地上に下りる手間から、忙しくてランチを諦めがちとのインサイトからビジネスチャンスがあると考えた宅配専門店が
仕掛けたドローンを用いたプロモーション。

 


内容的には超シンプルながら、空飛ぶ広告は効果てきめん。

 


このキャンペーンによって、ビジネスマンからの注文を
40%伸ばすことに成功したという。

まとめ

宅配」という行為そのものが、既に「広告的なエッセンス」を含んでいるので、ちょっとした工夫をプラスするだけで、話題性を格段に高められる媒体になりうることを、この3つのプロモーションは示しています。いずれも7〜8年前の施策ながら、コロナを経た今こそ価値が出てくる内容のように思えます。


デリバリーの「発注前」から「到着後」までのすべての「過程」や「仕組み」の演出が、アンビエント広告となり、そこに動画が絡んでいくのです。


①は「商品そのものと届け方」に工夫をプラスした企画。

②は「パッケージと食べ方」に工夫をプラスした企画。

③は「認知から注文」に工夫をプラスした企画です

特に注目したいのは①と②で、動画を単なるキャンペーンの記録媒体としてではなく、
最終的に動画の視聴へと誘導する施策になっているということです。


つまりわたしたちは今後、動画をつくるだけではなく、
「動画へと至る導線を含めた企画づくり」で、広告効果の最大化を狙うクライアントに対して
付加価値を提示していくことが重要!ということなのです。

Planner

TANAKA502

田中502

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