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中堅ゼネコン新卒学生争奪戦

  • #Case study

大林・竹中・鹿島・大成などのスーパーゼネコンの下につけている準大手のゼネコン8社や、さらにその下に位置する中堅ゼネコンのブランディング合戦がいま過熱しています。
ターゲットは、新卒の学生。
企業名すら馴染みの薄い中堅ゼネコンはとにかくインパクトが重要のようです。

①戸田建設(ゼネコン)

タイトル:Tunnelling Beats

内容:
戸田建設の建設現場で集められた様々な音を、MPCという機械に取り込み、トラックメイカーの“STUTS(スタッツ)” さんがそれらを組み合わせることによって、迫力あるビートで表現した、新卒採用向けPR動画。

 

 


戸田建設は、さまざまな音を組み合わせることで、ひとつの楽曲を生み出すトラックメイカーのパフォーマンスと、最高の技術を結集することで、一つのものを生み出すという建設会社の仕事には重なる部分があると考え、この動画の制作に至ったという。


高度な技術力によって、社会資本インフラの向上に貢献している「土木」の魅力にスポットを当てたエッジの効いた作品と言えるだろう。
792,713 回視聴•2019/12/24

 

②奥村組(ゼネコン)

タイトル:建設LOVE奥村くみ

内容:
奥村組の新米ケンジョ(建設女子)奥村クミの奮闘と成長を楽しく描いたドラマ仕立てのコマーシャル

 

 

 

 

 

 

 


このCMシリーズは2018年に第1弾となる全4話を公開。主人公の「奥村くみ」が新入社員として登場した。
2019年に公開がスタートした第2弾は、社会人2年目の設定で、物流倉庫建設の監督として登場。業界関係者にとっての「あるある」を交えつつ、現場の魅力を伝える。
徐々に仕事にも慣れ、やりがいを実感していく主人公の姿への同世代からの共感を狙うと共に、企業としての親近感にもつながっている。


そして2020年、第3段の公開もスタート。
入社3年目を迎え、新たなプロジェクトへと挑む主人公の姿が生き生きと描かれている。

尺:1本につき30秒

③熊谷組

ウチの事例です・・・。

「ゼネコンプレックス-だけどやっぱり現場好き-」

詳細は省略します。

④川邊組

タイトル:レッツ!ドボクサイズ!
 
内容:
ドボクで体を鍛える「ドボクサイズ」を提唱するプロモーション。
あえて時代錯誤な振り切った演出で
インパクト絶大な求人広告となっている。

 

 


現場での過酷な労働は、確かにこのCMに描かれているように
エクササイズのようなものなのかもしれません・・・。

変に、爽やかさを気取らずに、土木は土木らしく、泥くささをストレートに表現している点が逆に好感度につながりそうだ。

 

まとめ(企画の傾向・ポイント)


真面目に理念を伝えようとするものよりも、面白さで若年層を攻略しようとする狙いが色濃く感じられる。


歌やBGMをプロモーションに積極的に取り入れることで、世界観を上手に演出することに成功している。


建設のちょっぴりキツイイメージも醸しつつ、あるあるネタや自虐ネタで笑いへと変換することに成功している。


キワモノOK!
だから、クリエイティブが元気。

中堅建設業からご相談いただいた際は、右脳事件らしい振り切ったアイディアでどんどん攻めていきたいですね。

Planner

TANAKA502

田中502

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右脳事件