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COVID-19に立ち向かう PART2

  • #Case study

コロナウイルスに関連する啓蒙コマーシャルの新作が、海外から続々と届いています。
様々な企業の明確な意思表示が優れたクリエイティブを産み、各社のイメージアップに繋がっています。


プロモーションの傾向:
1:STAY HOME訴求
2:医療従事者へのリスペクト
3:家での時間を有意義に

ややステレオタイプになりつつあるプロモーションの中で斜め上を行くクリエイティブをご紹介します。

①オハイオ州保健局(アメリカ)

タイトル:ネズミ捕りとピンポン玉
 
内容:
ソーシャルデイスタンスの重要性を訴えるプロモーション。

 


ピンポン球とネズミ捕りを使い、
ウイルスの伝染をわかりやすく可視化した
クリエイティブがクール。

しかし、実はこれには元ネタがありました。
2014年「ペプシコーラ」

 

 


タイトル:20秒SOAP

 

②VERVE(アメリカ/広告代理店)

内容:
命を守るための、正しい手の洗い方を伝えるプロモーション

 

 


細菌を洗い流すために必要な20秒間で

丁度使い切ることができる
”手の洗い方を教えるはじめての石鹸”
・・・というポップな商品広告のように見せかけて、
実は、
自宅で使っている石鹸を1.5センチ角に

カットして使おう!という呼びかけ


20秒間しっかりと手を洗う人の比率が、
北米でわずか5%にすぎないというデータから、

着想を得た啓蒙プロモーション

 

③アメリカン航空(USA/航空会社)

タイトル:WHY WE FLY 
 
内容:この状況化でも飛び続ける私たちの姿を伝える

 

 

「あなたがいるから私たちは飛べる。」
このメッセージは、様々な意味を私たちに投げかけ、
改めて、航空の価値を再認識させられるものです。
縦横の比率がバラバラの画像が使われていますが、
このリアリティが今の惨状を私たちに生々しく語りかけて
くれるものになっています。
ナレーションも印象的です。

 

まとめ

比喩、プロダクト、そしてドキュメントと異なる3つの手法からの広告を取り上げてみました。
このように、コロナという1つのテーマに対してどのように作り手たちが思考し、私たちに語りかけるのか、
これからも目が離せません。
不謹慎な言い方かもしれませんが、これは、まさに広告界の世界一斉コンペ状態です!
とても面白く、見応えを感じている今日この頃です。
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