企画の「き」VOL.9
- #Case study
久しぶりに、考える時間がやってきました。
その間も皆さまは、さまざまな事例に触れ、日常にアンテナを張り巡らせてきたはずです。
それでは、解決脳を発揮して問いに挑んでみましょう!
問い
スピードセンサーで計測された尿の勢いや量で遊ぶゲームを内蔵可能。
例えば、尿の排出量の順位を競う「溜めろ!小便小僧」。 尿の勢いを前回使った人と競う「鼻から牛乳」等がある。
考えてみた
物理的にスマホを使えなくするパターン。
スマホを箱に入れると枕が膨らむ的なガジェットですね。
この枕の寝心地が素晴らしく、もう手放せないみたいになったら改善される可能性はありそうです。
こちらも物理的に使えなくするパターン。
スマホが使えなくなる代わりに、家の全機能が使えるようになるというシンプルな仕組みです。
ルームキー方式を流用するという点がミソですね。
こちらは、スマホを使うパターン。
むしろその機能を最大限使いつつ、スマホに触れないで済むというものです。
本を読むのが苦手な人も、これだったら本に触れやすいかも。
読み聞かせで眠ってしまうなんて、童心に帰るような体験も素敵だと思いません?
事例
寝る前の使用を防止する、とは異なりますが、スマホの開発元であるGoogle自身も
現代人のスマホ依存を問題視してるらしく、こんなものを作ってました。
専用のアプリをダウンロードしないと使えないのですが、アプリをダウンロードした端末を「封筒」に入れて、
限定的な機能のみを持たせるという試みだそうです。
「写真とビデオが撮れるのみ」とか、「電話しかできなくなる」というデバイスにスマホが変化します。
こちらも寝る前のスマホ防止とは異なりますが、
「スマートフォンを一定時間使わないでいると、ビール1杯を無料でもらえるアプリ」です。
ヨーロッパを代表するビールブランド、アムステルビールが開発したそうです。
常にネットにつながっている状況から抜け出し、オフラインの時間を意図的に作ることを「デジタルデトックス」と言うそうですが、
家族や友人と一緒にいてもスマホを触ってる、なんて人多いですよね。
スマホをビールに持ち替えて楽しい時間をみんなで過ごそう、という素晴らしいキャンペーンだと思います。
まとめ
寝る前2時間はスマホを見ないようにするって中々難しいですよね。
もはや習慣というか現代病というか、便利で手軽すぎるスマホの業とでも言いましょうか。
こういうことをやめさせるってかなり難しいです。
使えなくするというのが一番シンプルですが、それがストレスになると人って続けられなくなるので、「使うのをやめたくなる」という考え方で挑むのがこういうケースでは効くかと思います。
これまでの企画の「き」でも、そんな考え方ありましたね。
Twitterで見かけたのですが、2歳の娘さんが寝る前にスマホで動画を見たがるのに困っていた方が実行した方法が可愛らしかったです。
かのスティーブ・ジョブスも、
「iPadはそばに置くことすらしない」
「すべてのデジタル機器について、わが子のスクリーンタイム(視聴時間)を厳しく制限している」
と言っています。
また、フェイスブックの「いいね」機能を開発したジャスティン・ローゼンスタインなどは、
「依存性ではヘロインに匹敵するから」
として、本来は保護者がわが子の使用を制限するためのアプリを自身のスマホにインストールしたそうです。
ビル・ゲイツも、子どもが14歳になるまでスマホを与えていないですし、IT企業のトップって子供にスマホを与えない人が多いんですよね。
つまり、それだけの悪影響を懸念していると。
私たちの生活を一変させ、もはや生活の一部(体の一部とまでいう人もいるかもしれません)となったスマホとの付き合い方について、今後真面目に考えていく必要がありそうです。