企画の「き」VOL.10

それでも、なくならないのはモラルの問題

 
今回のテーマは、おそらく街の人々を長年悩ませてきた最もポピュラーなテーマの１つではないでしょうか。
もしも、撤去する、駐輪場をつくるといった物理的な方法以外に画期的な方法を編みだすことができたなら、
それは、素晴らしいことだと思います。

 
子どもたちに啓蒙ポスターを描いてもらい、放置自転車が置かれる地面に貼りつけました。
この方法で90％の自転車を撃退することに成功したそうです。

 
大阪・豊中では花壇のトリックアートを地面に貼り付けました。
するとこうした絵のある場所からは、放置自転車がなくなったそうです。
地面に何かあるだけでも自転車を置きにくくなるというのが、どうやら人の心理のようです。

 
ちなみにこのアイディアの発案者は小学２年生です。素晴らしいですね。優れたアイディアに年齢は関係ないのです！

 
これは、シャッターの前に置かれる放置自転車に困っていた店主が書いた張り紙です。
自転車を置かないでください・・・では、誰も従わなかったのに、この張り紙で撃退に成功したそうです！
何事も、言い方が重要ですね。

「強制撤去」という力技ではなく「知恵と工夫」で問題を解決する。
今回の課題を通して、そうした「クリエイティブの本質」を、改めて痛感できたのではないでしょうか？